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みどり音楽企画の徒然日記
プロフィール

みどり音楽企画

Author:みどり音楽企画
芸術をこよなく愛する
みどり音楽企画の代表取締役社長。
コーヒー・ナポリタン・モンブラン・お肉・杏仁豆腐好き

看護師でもあり、包帯巻かせると
出来上がりは芸術品。

お料理だけじゃあないよ、
今年もいい公演つくります!!



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賢治の薔薇コンサート 勢ぞろい
少し大きい文字イーハトーブ館の前で2019⑥月23日

公演終えたばかり。
みなさんと一緒に

照井さん手作り看板の前で! 
本当にありがとうございました。

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岩手県 陸前高田へ
20180401陸前高田 一本松

岩手県 陸前高田へ行きました。
この地の出身メゾ・ソプラノ歌手菅野祥子さんの
「 春なのに 」リサイタルの為に。

あれから7年。 7年経っているなんて。。。。。
花巻に出かける時には、いつもいつも大変お世話になっている、
もと宮沢賢治記念館、花巻市博物館職員の、
伊藤順子さんご夫婦に、4月1日に連れて行っていただきました。

前日宿泊した北上の駅からは
車で1時間半程度。途中なんと、モコモコの鹿が!!
まだ残雪もみられ、自然あふれている道中。
道は整備され大きくきれいなところも
あると思えば、崩れでもしたら通行止めになるであろう
細い箇所も。
美しい澄んだ流れの川を横目に見ながら
真新しい鉄筋の住宅が建っていたり、
あ、近づいてきた
と、、グレーの大きな陸前高田防災センター、
真横に横に広い真新しいコミュニティセンター、
(後ほどこの中のシンガポールホールで感動的なコンサートを聴きましたが。)

下に降りていくと・・・・・・

なにもない。

正確にはところどころ建物?あるのですが、
・・・でも、造成地のように
見渡す限り・・・ 整備されている土地。

どれだけの犠牲がこの地に起こったのであろうか。

その海は、今や
12.5メートル
幅2キロメートルの 防潮堤で、
なにも見えない。

一本松はそびえ立つ。

7万本もあったと言われたクロマツやアカマツ。
2012年には海水で枯れてしまったこの松を、
全国の皆さんの善意で保存したそうです。
「鎮魂・希望・復興」の象徴として。

豊かな海鮮の美味しさ
立ち寄ったおうどん屋さんで接客してくれた、
地元の青年の笑顔と共に昔を笑顔で語って下さる
その強さ。。。

訪れてみて初めて感じたこと、見えたもの、

この現実。







トリオ・デ・クエスト公演 ご来場ありがとうございました
IMG_4807 (1)

たくさんのお客様が 12日は菊川文化会館アエルへ来て下さって
3階席まですごい熱気でしたね。
本当にありがとうございました!!!

トリオ・デ・クエスト スペシャルコンサート。
トリオは、東京都交響楽団首席トランペットの高橋敦、同首席トロンボーン奏者の
小田桐寛之、ピアノの野田清隆さん。前半ドラクエのトリオ演奏にすぎやまこういち氏の
お話が全部の曲間に入り、なんと魅力的だったことか!
後半は菊川吹奏楽団と3人の共演あり、長瀬氏の指揮のみでなく
すぎやまこういち氏の指揮もあり。なんと打ち合わせになく
アンコールも振ってくださいましたね。

トリオのポケットチーフも、後半のネクタイも、菊川吹奏楽団の胸にも
男性はチーフと、女性は団員の皆様手作りのバラ飾り。
楽譜かくしもブルーバージョン。
今回のテーマは「勇者の青色」に統一しました。

リハーサルに舞台へ、笑顔で現れたすぎやまこういち氏の
 あたたかな言葉、チャーミングな仕草。
引き締まった顔で団員のみなさんがすぎやま氏を見つめている。

舞台袖から拝見していて・・・涙が、出そう。。

この日の為に、すぎやま氏に合わせて菊川吹奏楽団の有志の方々が
お仕事の合間をぬって新しく作成した、手すり付き指揮台に
すっくと立った時の

神々しさ・・・。

本番ではもう、緊張と笑顔がいっぱいのコンサートでした。

ロビーに置いたゴールデンスライムやメタルキング、スライムナイト、
ドラゴンなども写真撮影でとってもにぎやか。
大きなスライムのぬいぐるみを抱いてる人も。
サイン会も長蛇の列。

主催のアエルの方々の細かいご配慮、本当にありがとうございました。
丸尾館長、素敵な小林さん、岩腰さん、いつもいつも笑顔で感謝。
菊川吹奏楽団団長の飯田さん、ほんっっとうに色々とありがとうございました。
みどり音楽企画の受け付けを急遽お手伝いしてくださったテノールの石原さんご兄弟にも感謝。
地元菊川をはじめ、浜松や掛川、東京からも、全国各地からも、海外からも!!
多くのお客様が来て楽しんでくださいました。

菊川文化会館アエルの座席は緑色のグラデーションになっています。
今回もトランペットの高橋さんが、「座席がお茶いろなんですよ!」と、みなさんに宣伝しておられました。
「そうなんだよね~、みどりいろ~」とこのホールに2度出演したピアニスト横山幸雄氏も言っていたナ。

公演の翌日はアウトリーチで菊川の中学と浜松の高校に行きましたよ。
体育館で響き渡るトランペット、トロンボーンの音の美しいことったら!
アンコールは吹奏楽部の皆さんの中に一緒に2人が入って「風になりたい」
を共演!全校生徒も楽しそうに歌っておられて感動しました。

そのあと移動した高校の吹奏楽学生のキラキラした眼差し。
そんな学生さんへの指導も丁寧で素晴らしい。
これを見る時間も私の元気の源。
高橋さ~ん、レッスン熱心すぎて帰りの時間ギリギリ、新幹線に間に合うかッ??
冷や汗かきました(笑)。

合わせ、リハーサル、本番に学校訪問・・・3日間が熱く終わり、
新幹線改札でお別れ、皆さん本当にありがとう。
ひとつの公演は、人で創られ、
すべての気持ちが同じ方向に向かわなくては、
無事に笑顔で終了しないと思います。
スタッフのみならず観客の皆様にも助けられました。

別れたとたん、急に温度が下がって、あれ?寒いな。
世の中はもう、年末の匂い。

クリスマスツリーがッ!

紅白の出場者が発表されちゃったヨ~~♪
もうそんな時期なんだ・・・。
さあ、つぎは何を・・・。





内匠 慧 & 務川 慧悟 ピアノコンサート
IMG_3598 (1)

7月21日 名古屋伏見の
電気文化会館 超満員!
この2人のコンサートは今回で5回目。私は初めて聴きましたが
もうそれはそれは驚きの連続。

この 写真は、終わってお客様が帰られたあと、ホッと一息の2人です。
よく話し、笑顔が溢れるこの新進ピアニスト、大注目!
ま==こんな優しい笑顔ですが、信じられない位ハードな内容の公演。

内匠くんの リゲティ:ハンガリー風ロックや
モーツアルト=ファジル・サイ:トルコ行進曲
は圧巻。 低音から高音まで生き生きと、自然に呼吸するこの人は
底なしのアーチストだ。
西村 朗の「星の鏡」という心打つ音楽を初めて知りました。
奏法の不思議や響きの謎もご本人教えていただき納得。

務川くんのリスト:ラ・カンパネラは華麗で緻密。
音の粒がすべてきこえる、目で見えるかのような目を見張る素晴らしさ。
しなやかな指運びと構成力の確実さは、また格段と成長してとどまるところを知らない。

ブラボー飛び、興奮の場内。
これだけ弾いたあとアンコールなんてあるのか?
と思いましたが、さすが青年たちはまだ弾くッ。
ラヴェルの道化師の朝の歌
そしてなんと、内匠くんにおいては即興!!!
おかしいな、ラヴェルじゃないし、現代曲だな・・・え?クラッシックに即興!

型破りな、スケール大きい2人の名演奏を聴くことが出来て
興奮冷めやらない名古屋の夜でした。
テレビ局も入っていましたよ。
主催の川村ご夫妻にも心から感謝です。

東京はじめ、全国の皆さんにも聴いてもらいたいなあ。
ホントに驚くよこの実力。

務川くんは1993年生まれ。愛知県立旭丘高校~東京芸術大学~パリ国立高等音楽大学院在籍中。
日本音楽コンクール第1位はじめ多くのコンクール受賞歴。
当方のマレキアーで高校3年時リサイタル行いましたね。
内匠くんは1992年生まれ。愛知県立旭丘高校~東京芸術大学~英国王立音楽院。
第8回浜松国際ピアノコンクールのファイナリストでもあり、全日本学生音楽コンクール第1位など数々の受賞歴。

■プログラム
ベートーヴェン:ポロネーズ(務川)
リゲティ:ハンガリー風ロック(内匠)
プロコフィエフ:束の間の幻影 全20曲(内匠 務川)
ラヴェル:耳で聴く風景(2台ピアノ)
1.ハバネラ
2.鐘が鳴る中で
     夜のガスパールより「スカルボ」(務川)
西村 朗:星の鏡(内匠)
波打つ鏡(2台ピアノ)
ドビュッシー:アラベスク第1番(務川)
   第2番(内匠)
ショパン:子犬のワルツ(務川)
猫のワルツ(内匠)
リスト:ラ・カンパネラ(務川)
ラフマニノフ:プレリュード「鐘」(内匠)
モーツァルト=ヴォロドス:トルコ行進曲 (務川)
モーツァルト=ファジル・サイ:トルコ行進曲(内匠)
カプースチン:「8つの演奏会用練習曲」より
5.からかい(務川)
8.フィナーレ(内匠)
ルトスワフスキー:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノ)

お二人ともマレキアーレにおいでくださいね。
うちのピアノが、弾いてもらうのを待っています。





指揮 海老原光と静岡交響楽団
お船 清水港2017.7

清水駅から徒歩3分、連絡通路から見る富士山と清水港。
目の前に広がるいい眺め。

初めて訪れた清水マリナートホールは、木の優しい色調に赤い座席。
今年5周年を迎えるとのこと。
静岡交響楽団第73回定期演奏会
ベートーヴェンシリーズ 7
「水との戯れ」

スメタナ: わが祖国から モルダウ
松下 耕: 混声合唱とオーケストラのためのカンタータ
「水脈速み」
メンデルスゾーン:序曲 「静かな海と楽しい航海」
ベートーヴェン:交響曲第8番

指揮者の 海老原 光 氏は鹿児島生まれ。
中・高校をあの!鹿児島ラサールで過ごしたあと東京芸術大学卒
同大学院卒。ハンガリー国立歌劇場にて研鑽をつみ国内外で活躍中。
演奏者を盛り上げ、お客様にも優しい大変好感持てる指揮者。

やや早めに到着したので、ホールちらりと見てアイスコーヒーのんだら
ロビーミニコンサート聴かずに
通路降りて、目の前のお船見にいった。
いいなああ。
いい具合に緑色のお船だし。

海老原氏が、プレトークで、モルダウについて話される中で
「鹿児島には甲突川があって~~」とおっしゃったのには
鹿児島育ちの私にとって懐かしく、頬が緩んだ。
表情豊かに熱く語る海老原氏。
しかし、おひげはないほうが、すっきりして、よかにせで、個人的には好みではある。

秀逸なのはこの合唱、特に女性合唱には驚くばかり。
レベルの高い発声、表現。
県民参加による合唱団というがなんと心がこもって、ピッチが合い
気持ちのいい合唱なんだろうか!
指導も上手いのだろうが、それぞれの声の素質がとてもいい。
 歌詞がわかりにくかったのがとても残念。
 何を言いたかったか、いつか文字で確認したい。

この新しいホールは次から次と予定が入って、なんとも人気のホールのよう。
でもね、古いホールも、音は心地よく広がって、雰囲気はしっとり落ち着いて
すばらしいところもある。
トイレの古さなどの問題はあるけれども、ウオシュレットが無きゃ嫌!とかいわないで、
昔はそんなのなーんにもなかったじゃないか。
様々なホールのいろんな音楽を聴くことも大事ね。
人が足を運ばなければ、ホールが死んでしまう。

静岡交響楽団のオーボエ奏者もいい音だったなあ。
クラリネットもフルートもトランペットも、コンマスも。
また聴きに行こ。