昨夜聴いたラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」。 2006年、岡本麻子さんが高松の高松国際ピアノコンクールのファイナルで弾き、同年6月30日西本智美指揮でまた麻子さんが弾いた東京芸術劇場で聴いた以来だった。 もっと前、横山幸雄さんが名古屋で名フィルと共演したのも聴いたなあ。このとき「誰のを聞いて前勉強したほうがいい?」と横山さんに尋ねた際「そりゃラフマニノフ本人が弾いてるCDを聴くのがいいよ」と 言われた。 そうか、と素直に聴いた覚えが。 昨夜のそれは、よく指が回るとか音がクリアーとかそんなの当たり前で、それよりなによりなんだか艶っぽい音や響きがいたるところにみられて驚きました。いい感じです!時にはパワフルにそして繊細なピアニシモの美しさ。ペダル使いのうまいこと。自由自在にみえるその姿にもお客様は酔わされた感じ。会場も拍手鳴りやまず興奮しきり。 今36 才、彼は更に開花していくのでしょうね。 私の中で横山幸雄の世界がはっきり見え始めました。(4月9日紀尾井ホールでのN響クラリネット奏者でもある、大好きな松本健司さんのクラリネットリサイタルでピアノ伴奏をつとめます。お互いの音楽を認め合っているこの2人の創り出す世界も大変楽しみ)。
昨夜の愛知県芸術劇場コンサートホールでのこの公演はミッドランドスクエア誕生記念コンサート。全日本学生音楽コンクール歴代1位受賞者を迎えてという内容。29.30日と出演者もたくさん。時間なくてミッドランドスクエアには行ってませんが2006年9月29日竣工したそうです。
ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26」を演奏した戸田弥生さん、あなたは本当に素晴らしい。1740年製ピエトロ・ガルネリの美音がホール中に鳴り響き一体となって音楽を奏でる、もうっ泣けそうでしたっ!!アナタに惚れた。 いい楽器をご自分の体の一部として楽器の持っている音を引き出す、このように力のあるヴァイオリニストに使われて、ヴァイオリンも嬉しいと思う。 このお二人の演奏、思い出に残る一夜。
おまけに女性チェロ奏者の美しいハイヒール、そしてバラの模様のストッキング・・・おしゃれだなあ~。しっかり見てますっ。
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