6月15 日19時開演 東京文化会館小ホールにて 「スタインウェイとベーゼンドルファー・ナビゲーター&ピアノ横山幸雄」 を聴く。
ベーゼンドルファーではバッハのシャコンヌ、ショパンのワルツ第2.4番と幻想ポロネーズ。スタインウェイではショパンのバラードの4番とベートーベンのワルトシュタインを弾いた。
感想としては、当日プログラムの解説を書いてくださった野本由紀夫(ア!二人ともゆきおさんだ)氏の文の素晴らしさに感謝。玉川大学芸術学部准教授でもある野本氏。この彼が司会をして横山氏と会話しながらの会の内容も味わいたかった。 いや~、横山幸雄は本当にピアノがうまい。・・・今更ながら感心するが、ピアニシモの美しさやセンスのいいテンポ、目が丸くなるほどのテクニック。ベーゼンドルファーの音とスタインウエイの違いはあの会場に居たお客様もモチロン、何がしか感じたと思うが、必死に耳をこらして何かを感じようとしていた会場の空気が、素晴らしく透き通った時間だった気がする。 で、どんなに違いを感じたかって? ベーゼンの低音の限界のない重厚な美しい響きと高音のピアニシモの美しさに今更ながら驚き、スタインウェイの上から下までムラなく良く響く綺麗なお姉さんのようなゴージャスな美音、そしてなにより横山氏の手の内にすっぽりはまって良くコントロールしているさまがはっきり聴き取れました。 ああ、東京文化会館の古川さん、森田さん、本当にありがとう!
ベーゼンといえば6月19日に東京オペラシティリサイタルホールで 松岡淳さんのピアノリサイタルがあります。彼はベーゼンドルファーをこよなく愛していてその良さをも全身全霊をもって表現しようとする姿をいつも拝見します。 今回の曲はバッハ:イタリア協奏曲、ベートーヴェン:悲愴、バラキレフ:イスラメイ、バルトーク:民層旋律による3つのロンド、ブラームス:6つの小品 は~~すごいね、楽しみです。モチロン行きますよ~一人でも多くこの彼の音楽を聴きにいらして下さい!!19時開演、お問い合わせは日本交響楽協会03-5721-4621
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