21日に浜松、マレキアーレで「松本健司・横山幸雄デュオコンサート」終了しました。 いや~、公演レポート見て下さいよ、お二人のカッコいいこと!!二人とも白シャツに、松本さんはオーダーメードのグレーのスーツ、横山さんは黒地に白ストライプのスーツで・す・よ。 この春、紀尾井ホールでの燕尾服姿の2人も素敵でしたが、今回のもうコレは音楽家モデル体型の二枚目2人じゃなきゃ着れないっ。「衣装の打合せに3時間もかかったんだよ~」などと笑っていましたが,ホントは3分で決まったらしい。 フランス風ですかね。オシャレです。 松本さんなんて、カフスボタンがワインのような赤と白(透明)なんだもん。
演奏はというと・・・。私は学生の時クラリネットをやっておりまして、もう、今回リハーサルの時から、いや、ケースを開けてクラ取り出す時から松本さんのことを星飛馬(ほしひゅうま)のように燃える目で見ておりまして、もう、釘づけ。 「なんでそんなに見るンかな~、やりにくいな~。」と、思われたのかはワカリマセン(笑)、モチロン本番は最後部に居ましたが。 プーランクもフランクもクラリネットという楽器が持つ最高の力を引き出してんじゃないか?松本健司というクラリネット奏者は、生きてる音楽を表現できる貴重な存在であります。
フランクのヴァイオリンソナタをクラでやっちゃうなんての世界初?と私と2人が三人で言って盛り上がっていましたが、(トロンボーンやフルートあるらしい?)この日の演奏はまるで松本健司の為に作曲されたかのような自然さで吹き終えました。 オクターブを変え、歌うように、また、力強くヴァイオリンの響きとは全く異なる新しいソナタが生まれたかのよう。 「あんまり知らないからあえてヴァイオリンソナタ全く聴かなかったんです。」と松本さん。 「そうだよヴァイオリンのように弾く意味ないものね。ほんとに松本さんは素晴らしいよ。」 ・・・横山さんそういうあなたこそ素晴らしい伴奏だった。 自然に演奏できるように呼吸を見て、松本健司仕様に見事に弾くそれは一体?! 愛があるからなんですねぇ・・・幼なじみでもあり、パリ国立高等音楽院の同じ空気を吸った仲であるしお互いを称え合う姿は、私が目の前で拝見していても本当に美しいです。 ピアノソロもドビュッシー 前奏曲集より4曲、横山さんのピアノの響きが、今まで聴いた事のないくらい贅沢で美しかったなア。ショパンもバラード3番、幻想ポロネーズ。
溢れそうなたくさんのお客様も、聴きに来て下さって本当にありがとうございました。 女子学生のサイン会の熱気でいつまでもいつまでもにぎやかでした。 呼んでくれたらすぐ行きますよ~、呼んでくんなきゃこれません!と横山さん。 是非お呼びしますので、お二人ともまた来年来てくださいね~。
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