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みどり音楽企画の徒然日記
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みどり音楽企画

Author:みどり音楽企画
芸術をこよなく愛する
みどり音楽企画の代表取締役社長。
東北・九州・美術館・水族館・デパ地下好き。

看護師でもあり、包帯巻かせると
出来上がりは芸術品。
栗きんとん・ハンバーグは
まかせておいてッ!
お料理だけじゃあないよ、
今年もいい公演つくります!!



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井原秀人 ・ 愛の白夜

井原秀人(いはらひでと) バリトン  
   今回はこのオペラの主役を圧倒的存在感で見事に終えた。

◇独唱拡大など「改訂決定版」 「心の絆や人のぬくもり回復を」
 ナチス・ドイツの迫害を受けたユダヤ人を他国に脱出させるため、日本通過のビザを発給した元リトアニア領事代理、杉原千畝(ちうね)氏(1900~86年)の実話に着想を得た創作オペラ「愛の白夜」が8、10両日、横浜市中区山下町3の神奈川県民ホールで上演。
 作曲家の一柳慧(とし)さん(76)が音楽を、作家の辻井喬さん(82)が台本を手がけた。厳しい状況下で「命のビザ」を出す決断をした主人公と、力の限りビザを書き続ける夫を支えた妻を中心に舞台は展開。避難民の心の痛み、自由と平和への希求が重厚で哀愁を帯びたメロディーと融合する。
 初演は06年2月で、横浜開港150周年などを記念して再演が決定。千畝役のオペラ歌手、井原秀人さんの独唱を拡大するなどして手を入れた「改訂決定版」という。
 「人種的な問題や利害にとらわれず、ヒューマニズムの立場で道理に従った。そういう日本人がいたことは我々にとって救いだ」と辻井さんは語る。演出を担当する白井晃さん(51)は「いまの日本にも『経済難民』と呼ばれる人がいる。心の絆(きずな)や人間のぬくもりを取り戻したい」と話す。
 8日は午後7時半、10日は午後3時開演。指揮は大友直人さんで、オーケストラを含め総勢約150人が出演。 ~毎日新聞 より抜粋~ 

1999年黛敏郎:オペラ「金閣寺」で主役 溝口青年 役での衝撃的な成功二より~云々
とプロフィールに書かれていますが、どんな内容かも知らず拝見したあの東京文化会館の時のショック!!2004年11月のカレッジオペラハウスでのベルク:「ヴォツェック」も凄かったなあ。 もう、舞台に釘付け。 
 まあ、彼は 国宝級でしょう。
舞台のマナーのよさ、どんな時も自然に役になりきる彼。 妻 杉原幸子 (天羽明惠さんがまた素晴らしかった)に対する優しい愛情のしぐさ、目線の送り方、歩幅すらも!。
細い目がときたま大きくなるのが 「あ、目が開いた!」とドキっとしたりして(笑)。
ビザをどんどん手渡すときには本当に生き延びろよと言わんばかりに、一人一人、目を見て次々に渡し・・・。 べた褒め ですが そのとおりだもん。 彼は何かを歌う前の構えがない。これは評価されるべきこと。役に徹底する精神力の高さが身体を制御しているのか。。。
リサイタルは自由に表現していいと思いますが。
塩田美奈子さんのアギリアの上手い演技、 ヨーニス役の テノール鈴木 准のどこまでも出る美声、久々胸をすくような声。平野忠彦氏の存在感。 皆さんがこの公演にどれだけ打ち込んでいらしたか、8日、10日と両日観た甲斐がありました。
日本語のオペラはその、日本語が聴き取れないことが多々あり、聴いていてどうも苦しいことがほとんどなのにこの出演者達は見事なまでの我が国の日本語。明瞭に、感情を込め過ぎないように、暗くならず。 う~~ん、顎関節が丈夫なのか、声帯の使い方いったいどうなってんのかしら(笑)。

 一柳 慧 氏の作品は打楽器が多用されていてとても美しい。しかし声は楽器のようで人間だから
そうはいかないときもあって 大変難しいアリアがたくさん出てくる。いくら楽器が音程弾いてくれる箇所あっても、皆さん当たり前のようにオケひっっぱって歌うんだからすごいよ。
 辻井 喬氏の台本、本当に心に響く。とても良かった。自然と受け入れられる何かが言葉のはしはしに存在する。

そうそう、妻 幸子が 高いところで歌うアリアの時、その上にある
虹色の十字架?のように感じさせる 照明が 本当に美しかった。印象深く残っている。

さあ、次回 井原秀人に会えるのはいつかな~。





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この記事に対するコメント
この間実家に行った時に杉原千畝氏の生まれ故郷の八百津の資料館に行きました。
ご本人の肉声も聞きましたが、ともかくソ連の侵攻で時間が無い中小さいお子さんもいて火事場状態だったようですね。最近、必要なことは必要だからやるというまっとうな判断が少ないように思えます。
【2009/05/15 22:28】 URL | ままかり #t0kC4kQ. [ 編集]

 なんて偶然なんでしょう!資料館があるのですね。ご本人の肉声もお聞きになったとは。

このオペラ観ていて途中で泣けそうでしたよ。

「愛」 という言葉だけでは説明できない 何か が 彼を動かしたのだと思います。
しかし、一柳氏もよくぞこのような作品を作って下さったなあと感謝です。
本だけでは読まなかったであろうこの事実を、オペラだからまた足を運ぶ人がいるわけで、またこの事実が認識されるわけですから。

【2009/05/16 12:57】 URL | 管理人 #- [ 編集]

事実は事実として知ってもらうのは大事ですが、本人ば神話や単なる美談にして欲しくないかもしれませんね。
親が税務署職員で、たまたま赴任したソウルの医学校を受けるように親から言われて白紙回答を出して、英語教師になる初志を貫くため早稲田をこっそり受けたそうです。結果親から勘当状態で、自分で学費を稼ぐためにアルバイトをしていましたが学費が払えず、無料で勉強できるロシアの外務省研修生になって満州、モスクワ、ドイツ、リトアニアと転々としたようです。
かなりバイタリティのある人で、早稲田の気質というのがあったんでしょう。

その子孫が彼を探して会いに行ったという話が結構ありました。未だに訪れる外国の方もおられるようです。
【2009/05/17 17:06】 URL | ままかり #t0kC4kQ. [ 編集]

貴重な情報 ままかりさん、ありがとうございます!
ああいう行動にでるには、今までのご自分の歴史が彼の感情に大きく関わった結果のことだったかもしれませんね。
 
【2009/05/18 17:20】 URL | 管理人 #- [ 編集]


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